運転免許を取得する時に合宿で通うか、通学で通うか悩んでいる方は多いと思います。
「早く取りたいから合宿免許にしようかな。」と安易に考えていませんか?
この記事ではそれぞれの教習所卒業期間に注目して詳しく解説いたします。
最短卒業期間は合宿でも通学でも同じです!
多くの方が合宿免許の方が早いイメージを持たれていますが、実は最短の卒業期間は全く同じ14日間です。
免許の種類 | 技能教習 | 学科教習 |
---|---|---|
普通車MT | 第一段階:15時限 | 第一段階:10時限 |
第二段階:19時限 | 第二段階:16時限 | |
合計:34時限合 | 合計:26時限 | |
普通車AT | 第一段階:12時限 | 第一段階:10時限 |
第二段階:19時限 | 第二段階:16時限 | |
合計:31時限 | 合計:26時限 |
教習は技能教習と学科教習の2つで構成されています。
例えば、普通車のAT車を取得する場合は技能教習を最短で合計31時限と学科教習が合計26時限の57時限分の教習を受ける必要があります。
その内の技能教習については法令で1日あたりの乗車時限数が定められており、第一段階は最高2時限、第二段階は最高3時限までしか乗車することができません。
学科教習については1日あたりの最大受講数は法令での定めはありません。
よって全国どこの教習所に通っても最短卒業日数は14日間となります。しかし技能教習が技量不足により追加になったり、検定の不合格があればさらに日数が延びます。
最短14日間になる理由
技能教習と学科教習以外にも受けないといけない検定や試験がいくつかあります。
修了検定
第一段階の技能が一定の水準を満たしているかを確認するため教習所内コースで行う運転の試験です。
100点からの減点方式で指定されたコースを走行し、70点以上あれば合格です。
仮免許学科試験
修了検定合格後に行う第一段階の学科の知識を確認するための試験です。
50問の正誤式になっており、45問以上正解で合格です。
これら2つの試験を合格できると仮運転免許が交付されて二段階の教習が始まります。
卒業検定
教習所で行う最後の試験です。修了検定と同じく70点以上で合格で、所内コースで行う方向変換や縦列駐車の課題と路上のコース走行の2つを行います。
これらは教習とは別で受けていくことになるのでそれらの日数を合わせて教習所の卒業期間は最短14日となっています。
合宿のメリット
合宿は遠い場所に宿泊しながら、いい意味でも悪い意味でも半強制的に教習を進める状況下に置かれるので自己管理が苦手な方、宿舎も相部屋の可能性もあるので人と関わるのが得意な方は楽しめるかもしれません。
時期によっては通学校より安い料金で取れたり、独自の付加価値をつけている教習所もあります。そのあたりはまた別の記事で紹介いたします。
通学校でもスピードプラン、ハイスピードプランといった最短で卒業できる日程を組んでくれたり、閑散期には毎日教習所に通って最短取得も出来ますので、取得期間だけを意識されてる方は無理に合宿校に通わなくても最短取得可能ですのでご安心ください。
最後に
運転免許取得を急いでいる方!
この最短卒業期間14日は合宿でも通学でも変わりませんので安心してください!!
全国に教習所はたくさんあり、それぞれに特色があります。みなさんにあう教習所選びができるようにサポートいたしますのでよろしくお願いいたします。
もっと教習のことについて知りたい方や合宿と通学の違いを知りたい方はこちらまで