高齢者講習は、運転免許証の更新期間満了日時点で70歳以上の方が免許を更新する際に、必ず受けなければならない講習です。
普通自動車第一種免許の場合、講義(座学)、運転適性検査、実車による指導を受け、その後に更新手続きを進めます。75歳以上の方は、さらに「認知機能検査」を受ける必要があります。
高齢者講習を受講できる期間は、更新期間満了日(誕生日の1ヶ月後)の6ヶ月前から更新期間満了日までとなります。講習の内容、費用、所要時間は、所有している免許の種類によって異なります。
講習の名称 | 所要時間 | 講習の内容 | 講習手数料 |
---|---|---|---|
高齢者講習 (普通自動車対応免許所持者) |
2時間 | 座学・運転適性検査(60分) 実車指導(60分) |
¥6,450(税込) |
高齢者講習 (原付、二輪、小特、大特のみの方) |
1時間 | 座学・運転適性検査(60分) | ¥2,900(税込) |
認知機能検査 | 30分 | 安全運転に必要な記憶力や 判断力の検査(ペーパー式) |
¥1,050(税込) |
高齢者講習の内容は以下の3つに分けられます
講座(座学)
講義(座学・30分)
講義ではDVDなどを視聴して、車社会の実態や交通事故の特徴、安全運転の心構え、基礎知識などを学びます
運転適性検査
視力・視野検査機を使って行う運転適性検査(30分)
検査ごとに合格基準が定められており、それぞれの合格基準は免許の種別によって異なります。
実車による指導
教習所のコース内運転指導(60分)
実車指導は教習所のコース内を実際に運転(一人当たりの運転所要時間は約12分程度)し、運転状況に応じてインストラクターからアドバイスを受けるものです。
指示速度による走行や一時停止、右折・左折、信号通過、段差乗り上げなどの課題があります。
実車指導に合否の判定はなく、受講後に免許更新の手続きに必要な「高齢者講習終了証明書」が交付されます。
高齢者講習の流れ・必要なもの
- 「講習のお知らせ」はがきが届く
- 電話して直接予約する
- 予約した日に受講する
更新期間満了日における年齢が70歳以上の方に対し、有効期間満了日の約6ヶ月前に「講習のお知らせ」はがきが届きます。
必要なもの
- 「講習のおしらせ」はがき
- 運転免許証
- 講習手数料
- 眼鏡(運転時に眼鏡が必要な方)
講習手数料は免許の種別によってことなり、普通自動車対応免許であれば、6,450円、二輪・原付・大特・小特のみの場合は2,900円です。
免許の更新の流れは、以下の図のように「70歳から74歳」と「75歳以上」で異なります。
70歳から74歳の方は「高齢者講習」のみを受講する
運転免許証の更新期間満了日(誕生日の1ヶ月後の日)の年齢が70歳から74歳の方は、高齢者講習の受講のみで、免許証の更新が可能です。
75歳以上の方は「認知機能検査」を受講する
75歳以上の方は「認知機能検査」を受ける必要があります。
認知機能検査で「認知症のおそれなし」と判定された場合は、高齢者講習を受けて免許更新手続きをすれば、免許を更新できます。
しかし「認知症のおそれあり」と判定された場合は、臨時適性検査を受けるか、医師の診断を受けて診断書を提出する必要があります。そこで「認知症である」と診断されれば、聴聞などの手続きを経たうえで、免許の取消または効力の停止となります。
高齢者講習のご予約について
運転免許の更新期限が近づいている皆様、高齢者講習のご予約はお済みですか?安全運転のために必要なこの講習は、免許更新手続きに欠かせません。
お手元に届いた講習案内通知を確認し、お電話にて、早めのご予約をお待ちしております。
高齢者講習のご予約は
お早めに!
-
千松自動車教習所・高齢者講習 専用お問い合わせ